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整理収納アドバイザー1級への道【整理収納のステップ】

 整理収納アドバイザーの考え方の一つ「整理収納のステップ」

 整理収納のステップは、片付けがうまくいくために行うことをチャート化したものです。8つのステップがあり、それを円のようにぐるぐると回していきます。

 3月16日のブログに書いた「整理のステージ」と共に重要なセオリーとなります。

naraku403.hateblo.jp

 

<気持ちの上の整理>

ステップ① 所有の意味を考える

 なぜそれを持っているのかを考えることです。

 整理の一番最初に考えることで、この時点で「要らないんじゃね?」となることもあります。

 

ステップ② モノの本質を知る

 これはモノの持っている基本的な機能と製作者の意図をよく認識するという事です。この部分が認識できていないということは「所有する意味がない」ことになります。

 いわゆる「何かに使えそう」って思って残してるものでも「何か」を認識できないなら要らないよねってことです。

 

<整理にかかわる行動>

ステップ③ 整理のねらいを明確にする

 このステップにきたら、モノは使われることを前提にして、整理のねらいを明確にしていきます。

 「整理によってもたらされる具体的な効果は何か」または逆に「どのような効果を求めるための整理なのか」を考えます。

 経済的効果を優先するのか、時間的効果を優先するのかで整理の方法は変わります。美的感覚を重視する場合もあり、それぞれの生活シーンに合わせてその目的が変わります。この目的意識を高く持つことが大切で、整理がうまくできなかったり、整理したつもりでも満足できない最大の原因は、整理のねらいがあいまいであるからです。

 

 

ステップ④ ねらいからグループ分けする

 整理のねらいに従って、同一の場所に置くモノごとに集めて分類します。家事や生活をするうえで、どのようにモノを使用しているのかを客観的に観察してみることが必要です。

 このときまず気づくのは、モノは単独で使われるより、複数のモノが集合して一緒に仕事をする方が多いという事です。つまり、一緒に使う道具は同じ場所に収納しておく方が効率的だという事です。これを「グルーピング」と呼びます。

 使いやすい収納を作るためには、この分類が重要となります。

 

 

ステップ⑤ 使用頻度でさらにグループ化

 使用頻度は整理をする際に欠かせない概念です。グルーピングしたものたちを頻度の高いモノと低いモノに分類し、さらに同じ集合体の中でさらに頻度を細分化することは、整理のプロセスとして大切なことです。

 

 ここまでのステップ③から⑤のプロセスは整理のステージで考えるとステージ2から3へステージアップするための整理行動です。

 整理力が向上することで、明確な目標が持てるようになり、日常的な買い物から人からモノをもらう場面でも、「モノが安易に増える」という事への抵抗感が出てくることでしょう。

 

 

<収納にかかわる行動>

ステップ⑥ 収納を分析する

 対象となる収納スペースを正確に計測します。

 どれくらいの広さが収納用に用意されているのかを測定し、意味のない空間を残さないように有効活用する方法を考えます。

 使い勝手と将来モノが増えた時のことを考えて、80%収納を理想としましょう。

 

 

ステップ⑦ グループと収納を重ねる

 ステップ⑤で分類したモノのグループを実際に収納スペースに配置をします。

 この際にサイズや量に従って収納をさらに区切ったり、カラーやインテリアを考慮して見た目をよくする工夫をします。

 

 

<ゴール>

ステップ⑧ 指定席の完成

 ステップ①から⑦のプロセスを満たした結果である収納場所が、そのモノの定位置となります。

 テレビや雑誌などの整理整頓特集などで紹介される、単に指定席を決めただけの方法は、ステップ①から⑦のプロセスを無視しており、またたく間にリバウンドしてしまいます。

 

 そして最後にステップ⑧から①へ矢印は伸びていきます。整理は一度指定席が決まってもそれで終わりではありません。進学、結婚、子供の誕生など家族構成が変わったり、歳を重ねて家族の年齢分布が変わると、ライフスタイルが変化していき、それに合わせて整理収納も変化していきます。

 それまでの収納が「使いづらいな」と感じたら、それは収納方法の見直し時であり、さいどステップ①から考えていきます。

 

 

 このような感じでステップについて紹介されていました。

 

 私に一番抜けていたなと思った考えはステップ⑥の「収納を分析する」です。どうしても「目の前のモノを片付けたい」という気持ちが強く「どこに収納するのか」という事をあまり考えていなかったです。商品を手に入れてから「どこに片付けようか」と考えたり、ホームセンターで見つけた収納道具を見て「これ〇〇の収納に使えそう!」って思い付きで買って、結局うまく収納できないことが多くありました。

 冷静に考えれば、収納する場所の確認はかなり重要だよなっと気づかせてくれました。

 

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。