ならくはどう生きるか

ならくの日々の日常と趣味と生き方について思いついたことを書きます。

R-1ぐらんぷりの感想

 今回のR-1ぐらんぷりの感想を書きます。

 

 ネタバレも含まれるので、嫌な方は読まないでください。

 

 

 なお、ネタ部分しか見ていないのでそれ以外の部分で何らかの解説などがされていたとしても、それを知らずに書いていますので、的はずれなところがあったとしてもそれは素人の素人的なやつなんであれしてください。

 

 

A-1 メルヘン須長

 毒の吐き方が微妙な気がする。なんというか、毒の方向性がずっと一緒だった気がする。

 また「よくぞ言ってくれた!」って思える毒でもなく、「いいところに目が行くなぁ」という視点でもなかった。SNSあるあるというより、SNSの常識を言っただけのような印象に感じました。

 

 

A-2 守谷日和

 オチは読めてしまったが、そもそも落語をモチーフにしているのでミエミエのオチでも大丈夫かな。全体としても落語的な感じになったのかな。

 ただ落語ではない部分のコント演技が薄っぺらく感じてしまい引き込まれなかった。

 

 

A-3 SAKURAI

 名字をローマ字表記にする芸名繋がりで最初にAMEMIYAが浮かんでしまった。

 

 展開がなかったので「面白かったところは面白かった、そうでないところは面白くなかった」という小ネタの詰め合わせ感が強かったのが、大きな笑いにならなかったのでは無いかと思う。

 

 

A-4 野田クリスタル

 キャラクターが好きなので、個人的には最初からアドバンテージ状態でしたが、個人的にはそれほどでした。

 着眼点と、ゲームを自作したという目新しさで評価されたような気がする。

 マヂカルラブリーでのネタぐらいシュールな方が好みなので、少し物足りなかった。

 

 

B-1 ルシファー吉岡

 状況の異常さを観客に想像させて笑いを取らないといけないネタだったので、無観客であったことが響いたのかもしれない。

 観客がいることでじわじわと気付く人が現れ、気付く人が現れることでさらにみんな気が付いていって、異常さを説明する前から笑いが起き始めるのが理想だったんじゃないかなと推測する。

 

 あと、意外とルシファー吉岡は自虐がウケない気がする。説明は出来ないけど。

 

 

B-2 ななまがり森下

 私が見た感じだと、こちらも無観客が響いたんじゃないかなと感じた。途中で「俺何やってんだろ」って感じになってたように見えた。観客が笑ってくれていれば状況は変わったかも。

 あとイライラ棒的なやつはもっと練習してちゃんと乳首を隠さない技術を持ってほしかった。

 

 

B-3 ほしのディスコ

 パーパーのネタだと、ただ星野がかわいそうな立場になるだけでなくそこから狂気をはらんでくる印象を持っていたが、ピンネタはただかわいそうな男になってしまった。

 あいなぷぅの存在があるから狂気をはらめるのかも。そうなるとパーパーの方が良いかなと思った。

 そんなことよりあいなぷぅの名前が思い出せずパーパーWikipediaを見に行ったら、あいなぷぅと高橋しょう子が同じ小学校・中学校の同級生だったという情報が載っていたので付記させていただきます。

 

 

B-4 南條

 小ネタの寄せ集め。すゑひろがりずのネタのように、ストーリーの中に古い言葉遣いがあるのが面白く、それがすごかったはずなのに、細切れにするとその良さが減ってしまったような気がする。

 盛り上がりが薄かったなぁという印象。

 

 

C-1 ヒューマン中村

 着眼点はすごい。現実世界にあるものとファンタジーな設定がうまく組み上がるとそこに笑いが生まれると思っているんだが、まさにその好例だと思う。

 爆発的なウケは無かった気がするが、斬新な設定とちょうどよいボケやあるあるが面白かった。

 

 

C-2 おいでやす小田

 巻き舌だけで押し切ったのは失敗だったのではないか。特に裏切り的な笑いがなく、ハイテンションと巻き舌のバカバカしさを全面に出していたけど、これも観客の笑いが起きればそれが後押ししてくれるだろうけど、笑いが少ないと「巻き舌は特に面白くない」という認定になってしまったんじゃないかなと思う。そこでそれを裏切る何かがあればウケたかもしれない。

 

 

C-3 ワタリ119

 正直今回のR-1の中で一番おもしろいネタだったと思う。

 やっぱり3分ネタだと勢いがいると思う。去年の粗品のフリップも勢いがあったし。

 最初の無駄な時間を使うことでの笑い。結局やれないんじゃないという雰囲気を出しつつ、始めてみればフリップネタもそこそこ面白い。勢いで押し切った感もあるけど、それは「高速フリップ」という建前があるので、ネタに関しては少し判定がゆるくなるかなと思う。

 

 ぽんこつな部分を見たことがあると、「よく出来たなぁ」という感想が浮かんでしまうのはまぁおいておく。

 

 

C-4 大谷健太

 敗者復活枠。

 半分ぐらいまでそれほどひねりなく、時折「ふふっ」と笑える小ネタ。しかし後半からそれまでのネタを活かしながら徐々にヒートアップしていき畳み掛ける。流れが素晴らしかった。

 個人的にはワタリ119のほうが面白かったけど、上手さは大谷健太だったのかなと思う。

 

 

 ファイナルステージ

1 野田クリスタル

 個人的には2本目ということもあり目新しさは感じられず。

 爆発的な面白さは感じられなかった。

 

 

2 南條

 1本目と同じ感想。細切れで盛り上がりが薄かったなぁ。

 

 

3 大谷健太

 1本目に比べて前半と後半のつながりが薄くなっていて、細切れのネタの寄せ集めっぽくなってしまった。

 ただ、今回のR-1で一番笑ったボケは「Bow wow  Bow wow」からの「BIG BONUS!」。こういうのめっちゃ好き。自分でも自分が不思議。

 

 

 いかがでしょうか?まぁこんな感想を持つ人もいるんだなぁ程度に思ってもらえれば幸いです。